株式会社米三(コメサン)は、長岡野菜をはじめとした種苗(野菜・花)と園芸資材を取り揃え、地元長岡の農業を応援し、長岡が花のあふれるまちになるよう様々な活動を行っております。また、農家・園芸家の方達に愛される企業を目指しております。
タネに関するお問合せ 野菜栽培のよくある質問
こんなとき、どうする?

よくある失敗事例 / ナス / カボチャ / スイートコーン / エダマメ / ダイコン

種をまいたが芽がでない』『大根がトウ立ちした』など、野菜栽培初心者の方へ、その原因や対処方法よくある失敗事例をピックアップしQ&A方式でご紹介いたします。

よくある失敗事例編

  • トマト、ナスのタネをまいたのですが、昨年と同じ時期に、同じようにまいたのに、
    芽が出ません。今年のタネがわるいのですか?
  • ポイントとなるのは次の2点です。
      ・発芽に適した地温が確保されているか?
      ・適温に管理されているか?

    早春まきの失敗しやすい点
    早春に播種する作物の発芽不良の多くは、その播種床の温度(地温)不足が原因となる場合がほとんどです。地温が不足すると、適温下で播種した場合に比べ、発芽まで時間がかかったり、発芽しなかったりして、揃った苗ができなくなります。発芽しないからといって水をどんどんやると、さらに地温が下がり、発芽が遅れたり過湿で腐敗し、そのままいつまで待っても芽が出てこなくなるのです(プロの方は地温を下げないために、ぬるま湯で潅水を行っています)。
  • 「ししとう」を作りましたが、辛いものが混じっています。どうしてですか?
  • 生育条件が悪くなると辛味果が発生する場合があります。
    とうがらし、ピーマン、ししとうはナス科の同一の種類に属します。その中で、果実の大きさによるグループ、辛みの強弱によるグループに大きく分けて利用されています。
    辛みの強い品種は「辛とうがらし」群として、香辛料として利用される「鷹の爪とうがらし」「日光とうがらし」などがあります。
    辛みのない、または弱い品種は、一般の中型ピーマンや、パプリカと呼ばれる大果の「カリフォルニアワンダー」、長形の「伏見甘長」などがあり、その中に小果系統の「ししとう」という青とうがらしの品種も含まれます。
    「伏見甘長」「ししとう」など後者の品種群は、通常の栽培条件下では辛みが問題になることはありません。しかし、何らかの原因で生育条件が悪くなると辛味果が発生する場合があります。
    「ししとう」にかぎらず、ピーマンは浅根性で、根張り自体も強くありません。そのため高温乾燥に弱く、夏場の直射日光で土壌表面の温度が高くなると、根の働きが落ちてしまいます。開花、着果時期にこのような条件下になると、花が落ちて実つきが悪くなります。また、実がついても、乾燥によるストレスで辛み成分のカプサイシンが多く生成され、強い辛みが出る場合があります。①高温(低温)乾燥、②水不足、③肥料不足、が主な原因で極端に樹勢が落ちている場合、収穫サイズになるまでの日数がかかり、辛み成分の量が増加します。
    以上を回避するには、①マルチ栽培で土壌の乾燥を防ぐ、②敷きわらやモミガラなどで地温の上昇を防ぐ、③高温乾燥時は潅水をこまめに行い、肥料を効かせる、④収穫が遅れないようにする、などが考えられます。
    ただ、残念ながら果実や株の外見で辛みの有無、強弱は判断できません。ためしに数果を収穫し、先端部分をかじってみます。同一果実の中でも先端部はそれほど辛みは強くありませんが、種子のつく中心部分とその周辺は辛みが強くなる傾向があるようです。
  • 白いスイートコーンをほかの黄粒の品種と並べて作ったら、
    黄色の粒が混ざっていました。どうしてですか?
  • 「キセニア」と呼ばれる現象です。
    スイートコーンは、(近くにほかの品種がなく)1種類のみで栽培している場合は、同じ種類の花粉で実をつけるので、問題なく収穫できます。
    ところが、近くにほかの種類(特に粒質の異なる黄色品種やポップコーン、観賞用コーン、飼料用デントコーンなど)を栽培していると、その花粉が風で飛んできて(風媒)受粉交配し、その影響ですぐに粒の色や味(デンプン質)の異なる種実がつくことがあります。
    白粒種と異色種株が同時期に開花受粉期を迎えた場合、その花粉が白粒種の雌しべに交配してその世代の粒の胚乳質にすぐに影響し、花粉の親の特長を持った、黄色い粒やかたい粒ができることがあります。これが、イネ科の作物でよく見られる「キセニア」と呼ばれる現象です。一例として「甘味種」に「デントコーン」の花粉がかかると、その胚乳質にはキセニアによって、「デントコーン」の「甘味が少なく、かたい」性質が優性に現れます。

    なぜ一部に混ざってしまう?
    コーン一粒一粒には雌しべの「絹糸」があり、それぞれ1本ごとに花粉がかかって粒の色や性質を発現しますので、花粉親の持った性質によって一粒ずつ異なる形質が出るのです。
    よって、異なるタイプのコーンは、最低でも100m以上圃場を離して植え付け、風媒による交雑の影響を少なくします。また異品種との播種時期を変えることで、雄しべ(穂)の出る時期をずらすとよいでしょう(現在主に栽培されている「黄色強甘味種同士」の交配では問題になりません)。
  • エダマメの発芽が悪いのですが・・・。
    またどの品種をいつごろまけばよいのでしょうか?
  • タネまきの時期は適正ですか?
    ■晩生系は早まきしない
    エダマメは大豆の若どりしたものを利用しますが、品種により一定の日長条件にならないと花や実がつかない品種もあります。
    最近は味のよい高級エダマメとして、「福成」のような茶エダマメや「快豆黒頭巾」といった黒エダマメが注目を浴びるようになってきました。しかし、「丹波黒大豆」のような秋大豆型の晩生種を早い時期にまくと、花が咲くまでに株が大きくなりすぎたり、花がいつまでもつかなかったりすることがあるので、タネまきの時期には注意します。
    一般的には日長の影響の少ない早生から中早生系の品種がエダマメ用としてよく用いられ、これらの品種は播種が早くても、ハウスなどで生育温度が確保できれば栽培可能です。

    ■地温が低いと発芽しにくい

    あまり早い時期にタネまきすると、地温が低いので発芽まで時間がかかり、そのうち腐敗することがあります。
    また、この時に芽がでないからといって水をジャブジャブやってしまうと、かえって地温が下がり、よけいに腐敗しやすくなります。
    最初にしっかりと潅水したら、あとは極端に乾燥しない程度に管理してください。逆に芽が出始めてから以降も温度と水が十分ありすぎると、立枯れ病が出たり徒長しやすくなります。
    保温施設や資材のない家庭菜園では極端な早まき栽培は避け、遅霜の心配がなくなり、暖かくなってからタネをまくようにします。
    早生系の場合、一般地では5月の連休明けか十分暖かくなったころを目安に播種(定植)するとよいでしょう。根を傷めないようポットなどで育苗すれば移植も可能ですが、老化苗で植え付けると生育が悪くなりやすいので、注意が必要です。

    ■実つきが悪いのは・・・
    エダマメは強い光を必要とします。
    株間が不十分だと葉に当たる光の量が不足し、十分な栄養分をつくり出すことができず、せっかくついた花や実を太らせる養分が不足して落花する場合があります。同様に、肥料過多でも過繁茂になり着莢不良になります。
    開花時期や豆の肥大時期は、乾燥すると特に実つきがわるくなるので注意してください。マルチや敷きわらで乾燥を防ぐとともに、生育に応じて適宜潅水を行ってください。
  • ダイコンを春まきしたら、今年だけトウ立ちしました。
    毎年同じ時期にまいて大丈夫だったのに、タネが古いのでは?
  • 大根の春まきはトウ立ちしやすい条件が揃っているので、ちょっとした注意が必要です。
    発芽から生育初期に、低温にあって花芽分化し(低温感応)、その後の高温長日条件でトウ立ち(抽苔)したものと思われます。毎年同じように播種、作業をしていても、栽培する品種や気象条件により、毎年同じに収穫できるとは限りません。播種時期や作業方法を工夫することが大切です。
    ちなみに、吸湿しないようきちんと保管されていたタネの場合、タネが古くてもトウ立ちしやすいということはありませんので、ご安心を。

    大根はどのような条件のときトウ立ちする?
    大根はシードバーナリゼーション・タイプ(種子春化型)で、花芽分化には発芽から生育初期の低温が影響します。この感応性は品種によっても異なり、「晩抽系」と表記してある品種は春まき可能なようにトウ立ちしにくい系統を選抜したものと考えてください。また、一度低温にあたって感応しても、その後に高温にあうと、低温の作用が打ち消される(デバーナリゼーション・脱春化)ことがありますので、必ずトウ立ちするとは限りません。
    原因
    ①タネが吸水して、芽が出かかった(催芽)状態以降、一定の期間低温にあうと(低温感応)、花芽ができます(催芽していないと、低温に当たっても感応せず、花芽はできません)。
    ②その後、温度が上昇し、日長が長くなると、トウ立ちします。
    対策
    ①トウ立ちしにくい(花芽のできにくい)「晩抽系」品種を選びましょう。
    例えば、「大師」「藤風」「おはる」「おしん」ダイコンなどが該当します。
    ②播種前にマルチを張って地温を下げたり、発芽から生育初期の間に、ビニールトンネルをかけて、昼間の温度を高めに保ちます(高温になりすぎないよう換気に注意します)。
    ③無理な早まきは避けましょう。
    資材を使わず播種する場合の目安として、例えば「耐病総太り」大根であれば、(本来は秋まきの品種ですので晩抽性はそれほど強くありませんが)桜の花が散ったころに播種するとトウ立ちの危険性が少なくなります。
    マルチやトンネルを利用して播抽系の品種を栽培したとしても、春先の微妙な気象条件や管理の違いで結果が異なるので長期予報に注意し、適期表を目安に最適な栽培型と品種を選び、おいしい大根を収穫しましょう。
  • タマネギがトウ立ち(抽苔)しました。原因は何でしょうか
  • 植え付け時に平均より大きな苗を植えていませんか?また、畝の端に植えた生育のよかった株が、多くトウ立ちしていませんか?
    タマネギは、グリーンバーナリゼーションタイプ(苗が一定の大きさになった時、一定の期間、低温に遭遇すると花芽分化を起こす)の植物です。秋のタネまき時に、平年より早い時期に播種したり、暖冬で生育が進みすぎたりした場合に、越冬時の苗が寒さに感応して花芽を作りやすい大きさになってしまいます。
    花芽ができた後、春に温度が上昇するのに合わせて花芽が生長し、トウ立ちします。
    特に貯蔵用の晩生品種を早まきすると、年内に生育が進みすぎるため、トウ立ちにつながりやすくなります。栽培される地域の播種適期を知ることが大切です。
    一般に、極早生や早生の品種は早日に、中生~中晩生の品種は遅目にタネをまきます。また、冷涼地は早目に、暖地は遅目にまくことで、越冬時の苗サイズを調整します。間引きをすると大きさも揃います。
  • 秋まき白菜の葉が巻かないのですが、どうしてでしょうか?
  • 白菜の生育適温期に、結球必要葉数枚を確保できていましたか。
    ポイントとなるのは「白菜の生育適温期に、いかに結球必要葉枚数を確保できていたか」ということです。考えられる原因と対策をいくつかあげてみました。

    ■播種の遅れ

    ・タネまきが遅く、結球に必要な葉枚数が確保できなかった。
    対策
    ①播種時期を守る。
    ②直まきできない場合は育苗する。
    一般地では年内収穫を目指して8月下旬~9月上旬に播種します。これより播種が遅れると、10月下旬~11月上旬の結球適温(15~16℃)時に、必要な葉数の確保が間に合わず、結球が弱かったり、巻かなかったりします。プロの間では「秋の播種、1日遅れは収穫の1週間遅れ」などといわれるほど、下降気温下での播種の遅れはその後の生育に影響します。
    播種床が天候などで準備できない場合は、室内でポットやプラグトレイを利用し、条件のよいところで初期管理を行います。その時に害虫の食害を防ぐ防虫ネットなどでトンネル被覆することもおすすめします。

    ■肥大期の肥効不足

    ・追肥を効かせるタイミングが遅れた、あるいは量が少なかった。
    対策
    ①追肥のタイミングは、本葉8枚程度のころ、即効性の肥料を施す。
    ②この時期に雨が少ないようなら、肥料を効かせるため潅水をする。
    白菜は結球開始期に入ると急速に生育しますが、この時に肥料不足を起こすと結球に必要な葉枚数、大きさが確保できず、小さかったり、ゆるい結球となります。即効性の化成肥料を使用し、適期に肥効がでるようにします。
    また、有機肥料を利用する場合は元肥主体の設計とし、早めに圃場へ投入し準備を進めておくことが重要です。

ナス編

  • ナスの実の表面につやがないのは?
  • 高い品質性を保つためには、果実表面のつやが美しいことが必要です。ナスは「水」でつくれ、といわれるほど、果実肥大期の水分管理が重要で、この時期に高温乾燥で水分の供給が不足すると、果実の肥大が抑制され電球型の不良果になったり、果実表面のつやがなくなります。根からの水分供給が追いつかない場合も同様の症状が現れます。
    予防策として、①土壌の保水性を高める、②根張りをよくする、③根痛みを防ぐ、④地温を下げる、などがあげられます。もちろん潅水量の不足や、なり疲れで根が弱っても生じやすくなるので注意してください。
  • 接ぎ木栽培のメリットを教えてください。
  • ナスは収量アップと土壌病害回避を目的として接ぎ木栽培をします。
    問題となる土壌病害には、青枯病や半身萎ちょう病、半枯病などがあります。夏秋栽培用の代表的な台木品種には、「台太郎」「トナシム」「トルバムビガー」があり、これらの台木は、耐暑性、スタミナに優れる品種です。それぞれの土壌病害耐病性は、「台太郎」が青枯病に非常に強く、青枯病の被害で問題になる場合には最適な品種です。「トナシム」「トルバムビガー」は、青枯病のほか半身萎ちょう病、ネコブ線虫にも強く、幅広い耐病性を兼ね備えた品種で、「トナシム」は茎葉にトゲがないのも特長のひとつです。

カボチャ編

  • 栽植密度と仕立て方について知りたいのですが・・・。
  • カボチャの栽植密度は、株数ではなく、つる数で考えるようにします。10a当たりのつる数は1000~1200本が基準で、品種や作型によって変動します。仕立て方により、1株当たりの子づるの数は違いますので、苗数は調節するようにしてください。
    2本仕立て以上の場合、必ず子づるだけでの栽培にしてください。株内に親づると子づるがあると、つる間で優劣がつき、生育・交配期・収穫期にバラつきが出やすくなります。
    また放任栽培では、親、子づるを含め1株から3~4本強い枝が出るので、栽植密度の参考にしてください。

スイートコーン編

  • 播種の注意点は?
  • スイートコーンは直根性の作物であり、移植を嫌います。そのため、基本的に直播を行います。欠株を防ぐために1穴3~4粒播種し、本葉3~4枚の時に1株間引きます。
    甘みの強い良質種ほど種子内の貯蔵でん粉質が少なく、発芽が劣る傾向があるため、地温不足は発芽不良をおこしやすくなります。
    発芽に必要な地温は14℃以上で、早出しをねらって低温期に播種する場合には、土壌水分が適湿の状態で、早めにトンネルやマルチを張って地温を高めておくことが大切です。
    前作の都合で畑の水準が間に合わなかったり、地温14℃を保てない場合のみ、移植栽培とします。
  • 除けつと除房はした方がよいのですか?
  • 現在の栽培では、無除けつ無除房栽培が主流になっています。

    ■分けつ枝の処理

    分けつを残すことで根量と葉面積が増えて、増収と倒伏防止の効果が得られ、省力にもなります(だたし「キャンベラ90」は、草丈30cmの時に最初の2本分けつを除去します)。
  • キセニアって何ですか?
  • スイートコーンは、デントコーンやポップコーンの花粉で受粉すると粒がかたくなり、甘みが低下して出荷できなくなります。このように、花粉の影響が直接現れる現象をキセニアといいます。デントコーンの近くで栽培する場合は、栽培地との距離を十分開けるか、開花期が合わないようにできるだけ早く播種するなど播種期をづらします。バイカラーコーンやキャンベラコーンの花粉で交配されても品質は変わりません。

エダマメ編

  • 作型と品種選びはどうする?
  • エダマメの普通栽培では、4~5月に播種をする早い作型に早生品種を使用し、6~7月に播種をする遅い作型に晩生品種を用います。
    晩生種を早まきすると、茎葉だけが繁茂し、着莢が悪くなります。
    一般地では晩霜のおそれがなくなる5月上旬からタネをまくことができます。平均気温13℃を目安に行ってください。
    連続的に収穫するために、1週間ごとに3回ほどに分けてタネをまくとよいでしょう。
  • 圃場準備のポイントは?
  • エダマメは連作すると発芽が悪くなり、生育の抑制が起こります。必ず3年ほど間隔をあけて、作付けするようにしましょう。また、エダマメは土壌適応性が広く、土地を選びませんが、堆肥を積極的に投入すると効果があります。土壌pHは6~6.5が適当です。
    開花結実時期には多くの水分を必要とするため、保水性のあるやや粘質の重い土壌が適します。しかし、多湿では十分に根が伸びてゆきませんので、排水を図るため、やや高畝にするように心掛けます。
  • 上手な播種の方法は?
  • 発芽には、水・温度・空気のバランスが必要です。播種後の水が多すぎたり、深くまきすぎると種子が腐ってしまうので注意しましょう。畝幅90~100cm、株間20~30cmで2条まきにします。1カ所に3~4粒まき、覆土は2cmぐらいにします。初生葉展開時に間引いて2本立ちにします。

ダイコン編

  • ダイコンに適した圃場づくりはどうしたらよいですか?
  • ダイコン栽培に適した圃場づくりは、(ダイコン以外のすべての品目にも共通しますが)保水・排水・通気性に優れている土づくりが重要です。そのためには、播種する1~2カ月前に十分に腐熟した堆肥などの有機物を、土とよく混ぜておきます。圃場の状態にもよりますが、1年に1~2回、毎年続けて投入するとより効果的です。
    堆肥や元肥投入時、整地時の耕うんは、できるたけ圃場水分が適湿の時に、しっかりと行ってください。
    機械の能力に頼って水分の多い条件で無理な耕うん、整地をすると、逆に通気性を失い、排水が悪くなったり、土の塊が大きくなって、発芽不良や又根(岐根)などの発生につながります。
  • 播種のポイントは?
  • 播種では、まく深さと覆土の厚さに注意が必要です。深さは、1cm程度が一般的ですが、土質の違いや、栽培畝の水分条件などを考慮した柔軟な対応が必要です。また、1穴数粒程度を播種し、初期生育を揃えて、欠株を防ぎます。
    株間は25cmが標準です。夏まきでは葉が旺盛となりやすいため、やや広めの株間とし、通気を図り、病害の発生を少なくします。また、冬どりは逆に株間20cm程度にして、低温・乾燥による害を防ぎます。
  • 生育初期に気をつけることは?
  • 保温と土壌水分の確保が大切です。播種から本葉3枚ごろまでは低温による花粉分化が起きやすい時期で、抽苔の危険性がありますので、播種直後よりトンネルなどをかけて保温に努めます。
    土壌水分は、本葉5~6枚まで特に適湿が保てるよう気をつけてください。この時期に乾燥すると低温の害が出やすく、短根やヒゲ根の発生が多くなります。
  • 連作障害と輪作について教えて。
  • 「うちの畑ではスイカがうまく育たない」「トマトは植え付けてすぐに萎れてしまう」など、なかなかうまくいかないのが野菜作りですが、その原因のひとつとして連作障害(忌地)が挙げられます。
    これは、同じ場所に、同じ野菜、あるいは分類上同じ仲間に属する野菜を連続して作ると、生育が悪くなる現象を言います。連作障害の原因は様々ですが、次のようなことが考えられます。
    ①その種類の野菜を侵す病原菌が土中に蔓延する。
    ②その野菜が特に吸収しやすい肥料成分が減少し、後の野菜の栄養バランスが崩れる。
    ③作物の根から出る特殊な成分が同じ種類の野菜の生育に影響を与える、などです。
    しかし、限られた面積で色々な野菜を年中栽培するのが家庭菜園。うまく連作を避けるのは難しいものですが、少しでも障害を抑えるためのヒントを示してみます。

    ■連作障害を抑えるために
    1.土壌改良
    作付け前に堆肥や腐葉土などの有機質を十分に施してよく耕します。これを毎作繰り返すことによって、通気性や水はけなど、除所に土壌の構造がよくなり、作物の健全な生長を促します。
    2.接ぎ木苗の利用
    スイカ、トマト、ナスなどの果菜類では、接ぎ木苗の利用が有効です。ただし、この場合も有機質を投入してよく耕すなど、土づくりはしっかりと行いましょう。
    3.輪作
    違う種類の作物を順番に交代させながら栽培する方法です。
    やみくもに植え付けするのではなく、次作や次々作を見越して計画的に栽培を進めます。そのためにはまず、連作障害が出やすい野菜は何なのか、どのくらいの周期で輪作すればよいのか、同じ仲間の野菜にはどんな物があるのかを知っておきます。
    4.天地がえし
    今まで地表近くにあった連作障害の現れやすい土を下の方へ、逆に畑の土中深くに埋まっていた病原菌の少ない土を地表近くに入れ替える方法。こうすれば、地表近くは土が若返り、病原菌や生育障害物などは土中深くで死滅・解消します。しかし大きな労力を伴うので、計画的に十分時間をとって行う必要があります。

 

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